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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

2冊目の本が出ます♪

今月頭の日記で紹介したように、リットーミュージックさんから僕の2冊目の著書「エンジニアが教える ミックス・テクニック 99」が発売になります。

リットーミュージック

雑誌から書籍まで、楽器と音楽の専門出版社

http://www.rittor-music.co.jp/

前著「マスタリングの全知識」は昨年10月末発売、光栄にもリットーさんの全知識シリーズの中に入れてもらいましたが、今回はシリーズものではなく単独の書籍です。
タイトル通り、前著はマスタリングについての本、そして今回はミックスについての本です。 今回は4つのパートに分け、全部で99の項目を見開き2ページで説明する、という方法をとっています。 その他内容に関しては、以下のページに詳しく載っています。 このページからリットーとアマゾン、両方の通販サイトに飛ぶことができます。

エンジニアが教える ミックス・テクニック 99

だれでもできるミキシングによるブラッシュ・アップ術

http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/ onkyo_data/08317322.html

プリーザーズ

puff up 第2弾

雨上がりの夜空に …

教本2点

5月

英国気質の本質

めがねロッカーの逆襲 !!

Stand Alone

主催レコーディング

新年度

puff up レーベル

La Galaxia

深遠なる英国アンダーグラウンドの世界

PSP Mix Pack

Interperformance

パート1はソース別処理法、パート2はエフェクト別処理例です。 ここまではいわゆる基礎的なことで、今までも雑誌の記事等にあったかもしれません。 しかしパート3のトリートメントのノウハウ、パート4の2ミックスの作成、この辺の内容に踏み込んだ記事や書籍はほとんどないはずで、トータルで幅広い内容になっています。 例えばファイル名、やりとりをしたりすることを考えると英語で短いファイル名を付ける、という慣習がありますが、自分一人でミックスするならば自分がわかれば良いわけで、例えば ishiiVox という名前よりも 石井 Vox というファイル名にした方が石井さんの顔が浮かんで来てモチベーションが上がるよ、などとまぁどうでも良いことかもしれませんが、そういったことの積み重ねが大事ですよ、ということを書いていたりします。
パート4では実際に商品になった曲のミックス完成時の音を1曲2分前後紹介、通常みなさんが聴くのはマスタリング後の音なので、これも貴重だと思います。

今回制作にあたって意識したのは、マスタリング本の時と同じですが、できるだけ詳しく説明すること、いろいろなプラグイン、しかもなるべく最新のものを紹介すること、設定に関しては隠さず伝えること、などです。 例えばコンプの画面の写真では実際にコンプがかかっている状態でキャプチャーしているので、何dbのリダクション、などのかかり具合が実際にかかっている状態での写真になっています。
そしてこれもマスタリング本同様、親しくしているアーチストさん (青木カレン、石井一孝、曾我泰久、The Apollo Boyz、河明樹、ルンヒャン、敬称略) が快く音源の使用を許可してくれたので、実際にCDになった音を素材として使うことができ、ひじょうに説得力のある内容になったと思います。

さらに今回、現時点では本書でしか聴けない未発表曲が収録されています。 ここまでやることもないのですが、自分のモチベーションを上げるため、あえて企画しました。 これに関しては4月の日記「主催レコーディング」の中で詳しく説明していますが、河 明樹 (ハ・ミョンス) 君の新曲を僕が以前勤めていたスタジオ・ラウム 338 で録音、ほぼ最終ミックスを本書で紹介しています。
この録音のために集まってくれたのがミョンス君のチーム、ルンヒャン(この曲ではアレンジとプロデュース)、豊田稔君(ドラム)、ぢんた君(ベース)、そしてパクスケさん(ピアノ) です。 下の写真がミックスのチェックに来てくれたみなさんです。

音源提供に協力していただいたアーチストのみなさんにあらためて感謝の意を表します。 そしてリットーの担当Yさん・Iさんもおつかれさまでした。
そんなわけで盛りだくさんの内容で 5/29 発売、楽器屋さんだけでなく、本屋さんなどでも売っていると思います。


ぜひチェックしてみてください。