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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

英国音楽の奥深さ

エアー・メイル・レコーディングス今月の新譜第2弾は好評の British Legend Collection なんと第48弾、「ファミリー・トゥリーで知る英国音楽の奥深さ」というタイトルでの6タイトルです。

エアー・メイル・レコーディングス

5月は久々にカルト・レーベル・コレクション(Vol.6) です

http://www.airmailrecordings.com/

6タイトルの内訳は Warhorse が2枚 (「Warhorse」「Red Sea」)、Ancient Grease「Women and Children First」、Stackridge が2枚 (「Extravaganza」「Mr. Mick」)、そして Fandango「Slipstreaming」です。

今回の6枚、渋い作品揃いですが、どれも楽しめる作品ばかりです。
Warhorse は、第一期ディープ・パープルのベーシスト、つまり初代メンバーのニック・シンパーがパープル脱退後に結成したハード・ロック・バンドで、当時アルバムは名門ヴァーティゴからリリース、パープルを彷彿させるサウンドはかなりかっこいいです。 キーフが手がけたアート・ワークも素晴らしいです。 さらに、シンパーさんは Warhorse 解散後に Fandango を結成、パンクやニュー・ウェーブ全盛期の79年のリリースだったため当時ほとんど話題にならなかったようですが、そのハード・ロック・サウンドは今聴いても魅力的です。

バスター

どれ位 …

バックグラウンド・ヴォーカル・アレンジ

歌録り

ドラム録り

4月

アルフレード・ティゾッコ

The Records & Shoes

卒業

再会

結婚式

Born Again

さて、そして僕のお薦めは写真の Stackridge、今回リリースの2枚はロケット・レーベルから75年と76年に発売されたものです。 メンバーの交代がひじょうに多かったようですが、スタックリッジのサウンドはノスタルジックを感じさせながら都会的、とでも言いましょうか。 様々な音楽からの影響をスマートに消化させた牧歌的な曲は、やはり今聴いても魅力的です。
数多くのメンバーが関わっていたこと、さらにそれぞれがブリティッシュ・ロック界の重要人物であったため、スタックリッジは多くのファンに支持され、2000年に再結成し、今でも活動を続けているそうです。

それにしても、何度も書いていることですが、イギリスのバンドは本当にどれも素晴らしいですね。 特に70年代、様々な音楽を消化させ独自の音世界を作ることに、どのバンドも必死になっていた、そんな感じがします。
こういった名盤はそんなにマスタリングは難しくなく、今回の6枚も歴史を楽しみながらできました。 ぜひ聴いてください。